「ものごとは心でしか見ることができない。 大切なことは目には見えない。」
サン=テグジュペリが書いた「星の王子様」に出てくる、有名な言葉。
学生の頃この言葉に出会ったときは、なんとなく
心の中のこと言ってるんかなあ というくらいに捉えていたけれど、
生きている時間が長くなっていくにつれて、言葉ではうまく説明できないような
もう少し違った感覚を持つようになってきた。
誰しもが羨むような裕福な生活をしている人でも、心にからっぽな寂しさを抱えていたり
ゆっくり旅行に行く時間やお金もないけど、追われて過ぎていくその日々に満たされている人がいたり。
いつも友達をいじめてばかりいるあの子は
家に帰ると実は さみしい思いを抱えているなんてことがあったり
素敵 と大流行しているものも、しばらくすれば誰も振り向かないものになっていたり。
ほんとうのところ。
事象としては表に現れづらいようなもののことも言ってるのかもしれんなあと 感じることが増えた。
「大切なことは目には見えない」
ヨガにも同じような考え方がある。
じゃあヨガではどうやってそれをできるだけすくい取れるようにするのかというと
考えるのではなく、「感じる」ようにする。
人は どうしても 見た印象や聞いた話、自分のこれまでの経験なんかをもとに判断してしまいがちだったりするから
その判断は 実のところ不確かで
その不確かな自分のジャッジを本物と思い込んでしまわないように、
まず そのままを受けとめること。
そのままを受け入れること。 が必要だ というもの。
美輪明宏さんが、
人を前にしてまず今その人は素っ裸の状態だと思うようにしている
というようなお話をされていたことが思い出されるのだけど
とにかく、感じとるようにしてみる。
見た目も 聞こえも 空気感も そこに正負をつけずに、
感情を乗せずに、「そーなんかー」と とりあえず受けとめる。
そうすると ただ今目の前に見えていること以外のものに
見えているものの その向こう側に ちょっと思いをやれるようになってくる。
これができるようになると、何かと接するとき、対するとき
感情に捕まってしまう一歩手前でちいさなゆとりのようなものを持たせてくれたりする。
いやこの0.0001秒の影響力は ほんとに意外と大きくて、
明らかに「やってしまったー!」とか「失敗やったかなー??」が減る。
見えてくるものも変わる。視野は広がる。
つまりつまり、不思議とちょっとずつ、
プラスが増えていく ということ◎
インフルエンサーが 「よい 」といえば、それが大流行する時代。
その中で、ほんとうはどうか 自分にはどうか を感じとっていく力を育てていくことって
毎日をよくしていけるいい方法なんじゃないかなーと思う。
ストレッチや健康茶だったりは、多くの人が習慣にするように
おんなじで、これも習慣にしてみる◎
そして気がつくと ちょっとよくなっている(^^)
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